いろんな地方を旅して楽しいのは地域の名物。その中でも家族みんなで楽しめるものが地サイダーです。その地域に昔から根付いているものから、特産品を取り入れた新しいものまで、様々なものを味わうことができるのも魅力のひとつ。最近はそんな地サイダーを自宅でも楽しめますので、おすすめ商品をご紹介したいと思います。
Contents
地サイダーの特徴
地サイダーを調べてみるといくつかの特徴がわかりました。こういう機会に知識を学ぶのも面白いのでご紹介します。
長年、地域で愛される「歴史ある地サイダー」がある
日本各地には、長年地域だけで愛されている地サイダーがあります。中には100年以上も続く商品も。いろんな地方の人と地元の話をするときに、一度、サイダーの話題をしてみると面白いと思います。知らない地域の特性を発見する機会にもなりますよ。
名産品を使った「独自のフレーバー」も
新規開発されたものは、地元の名産品を使用した地サイダーが多いです。果物を使ったものは比較的美味しいんですが、中にはこんな食べ物をサイダーに・・・というものもあります。思い出になるものから、罰ゲーム的なものまで様々。取り寄せてパーティなどで楽しんでみるのもいいでしょう。
変態サイダーメーカー「木村飲料」
なんだこのフレーバーは！という変わり種サイダーの老舗が、静岡県にある「木村飲料」です。地域の中小企業として生き残りをかけてお土産用の地サイダーを開発。今では静岡だけでなく、様々な地域から開発の依頼が来るメーカです。清水にあるエスパルスドリームプラザでラムネ博物館も展開。そこであらゆる地域の木村飲料のサイダーを買うことができます。
こちらは木村飲料の社長さんの本。かなり面白かったです。
復刻とノスタルジーの「友桝飲料」
佐賀県に本社を置く「友桝飲料」も地サイダーのメーカーです。佐賀県で長年愛されているサイダーを販売しているだけでなく、地域活性化につながる地サイダーの開発にも力を入れてます。特徴的なのが、失われた味の復刻や地域の特性を活かしたサイダーを生み出し、レトロでお洒落なデザインでパッケージ化するところ。九州に行ったら味わいたい地サイダーを作るメーカーです。
歴史ある本格的な地サイダー
まずは歴史があり、地元の人々からも愛されている地サイダーをご紹介します。
マツコも絶賛！日本最古のサイダー「ダイヤモンドレモン」
神戸の布引の滝の近くから採取する天然礦泉水を原料にして生まれた炭酸飲料です。日本で一番古い歴史を持ち、110年間、原料も製法も変えず、作り続けている元祖サイダー。ある番組で紹介され、マツコデラックスさんから絶賛された逸品です。取り寄せて味わう価値がありますよ。
八戸で愛される地サイダー「三島シトロン」
90年以上の歴史がある八戸製氷の三島シトロン（みしまソーダー）。青森県八戸市の銘水「三島の湧水」を使用し、スッキリした甘みとキツめの炭酸が魅力。岩手の地元で長年親しまれている地サイダーです。
懐かしのサイダーを復刻！「スワンサイダー」
佐賀県人懐かしの味と瓶のデザインを友桝飲料が復刻したサイダーです。お風呂上がりに飲んだ懐かしの味をもう一度。お酒が飲めない方へ、ギフトとして送るのにも最適です。
バンザイサイダー
英国人実業家ロバート・ニール・ウォーカー氏が長崎県に設立した清涼飲料水会社で製造されていたサイダー。一度、姿を消してしまったこのサイダーを1900年代初めの原料や製造方法を参考にして友桝飲料が復刻。歴史ロマンも味わえる長崎の地サイダーです。
旅の強烈な思い出に「変わり種・地サイダー」
なんだこれは！不味いぞ！というのも旅の思い出になります。ここでは罰ゲームにもなる変態サイダーをご紹介します。
これはヤバイ！「変わり種 コーラ ジンジャーエール」セット
辛子めんたい、ワサビ、うなぎ、岡崎味噌などの食べ物をジュースに。変態ご当地飲料を生み出す天才、木村飲料の製品、いや作品です。
ある意味、思い出になる！「宮城県ご当地サイダー」セット
ずんだ、牛タンを使うという狂ったご当地サイダー。ずんだはなかなかパンチが効いてました。忘れられない思い出をあなたに！
友桝飲料、やっちまったか！「カステラサイダー」
カステラのような甘さが魅力のサイダー。95mlのプチ飲料なので飲みきりですが、すごく甘いのでお気をつけて。友桝飲料にしては珍しい変わり種です。
サイダー本来の美味しさを追求した「新しい名品」
サイダー本来の美味しさを追求した新しい地サイダー。お酒が飲めない方へのプレゼントなどにも最適です。
リピーター続出「金沢湯涌サイダー 柚子乙女」
金沢・湯涌温泉の天然水と柚子果汁、砂糖だけを使用した、無添加・無着色の柚子サイダー。金沢の観光地で売っていることもあり、リピーターも多いそうです。爽やかでスッキリした味わいです。
伝統の塩でキレのいい味わいに「奥能登 しおサイダー」
太陽の力と伝統の技で作る珠洲の揚げ浜塩を使用したサイダー。金沢のバーでカクテルとしても使われている、後味がすっきりした大人のサイダーです。
酒造りに使う清水をサイダーに「103(テンザン)サイダー」
佐賀県の酒造メーカー「天山酒造」が酒造りの際に使用している天山山系の「仕込み水」と、相知産(おうちさん)の香り高いすだちの果汁を使った地サイダー。人工甘味料を使わず、素材にこだわった逸品です。
温泉(うんぜん)レモネード
かつて外国人の避暑地として栄えた温泉地｢雲仙｣。そこで親しまれていたレモネードからヒントを得た地サイダーです。名前は雲仙と温泉をかけたダジャレ。ほのかに香るレモンの風味と微炭酸が魅力です。
お風呂上がりに最適「湯あがり堂サイダーギフト」
ご当地サイダーとは少し違うのですが、佐賀の友桝飲料が作ったプチ飲料シリーズ。95mlの飲みきりサイズで、柑橘系の果汁を加えたスッキリとした味わい。お風呂上がりに飲みたくなる味です。
東北各県で愛される独自フレーバーの地サイダー
ここでは、東北地方の人々に愛される独自フレーバーのサイダーをご紹介します。
山形の人々なら飲んだことがある「パインサイダー」
昔なつかしい山形の地サイダー。パインの香りとどこかなつかしさを感じる甘さで山形県人なら知らない人がいないサイダーです。
高級品だったバナナの味をみんなに「みしまバナナサイダー」
まだバナナが高級品だった時代に、みんなにバナナの味をという思いから八戸製氷が生み出した地サイダー。八戸の美味しい水と称される「三島の湧水」を使用しています。
岩手県人に愛されるフルーティな味「マスカットサイダー」
創業明治38年、陸前高田の神田葡萄園で製造されているマスカットサイダー。地元で愛されているマスカット味の昔懐かしいサイダーです。
地域の特徴や名産品を取り入れた地サイダー
最後にご紹介するのは、地元の特産物や地域の特徴を表現した新しいサイダーです。
ご当地フルーツを贅沢に使用「特選果汁サイダー」
信州・静岡の特産品、みかん、いちご、マスクメロン、りんご、白ぶどうの果汁をたっぷり使ったサイダー。ご当地サイダーの開発・製造で有名な木村飲料が手掛けていて美味しいです。
静岡の土産物屋で必ず見かける「ふじのくに ご当地コーラ」
お茶、桜、富士山。静岡をイメージしたコーラ３種のセットです。木村飲料の地元、静岡のサービスエリアなどでよく見かけます。
富士山への愛の結晶！「富士山サイダー ３種」セット
時間によって移り変わる富士山の美しさをサイダーで表現。木村飲料の芸術品です。青はプレーン。赤はぶどう、黄色はゆずです。普通に美味しいです。
ピンク色で鮮やか「ピンク サイダー・コーラ」セット
静岡のイチゴ、山梨・長野の桃、バラエキス、桜エキスを使ったピンク色のコーラーをセットに。木村飲料らしいバラエティに富んだサイダー・コーラーです。
サイダーでお遍路さん「四国ご当地サイダー」
高知メロン、伊予柑、和三盆、すだちなど、四国各県や瀬戸内のご当地サイダーを集めたセットです。なかなか行けない土地ですから、サイダーで巡ってみるのも楽しいですよ。
温暖な瀬戸内の小豆島が生んだ 「オリーブサイダー」
小豆島産のオリーブ果汁を使用した、甘さは控えめでフルーティなサイダー。「かがわ県産品コンクール 香川県知事賞」を受賞した名品です。
希少なマンゴーをサイダーに「宮崎マンゴーサイダー」
宮崎県産の希少なマンゴーの果汁を贅沢に使用した宮崎の地サイダー。マンゴーのまろやかなな甘みと炭酸の刺激のコラボレーションが楽しめます。友桝飲料製です。
南国らしいフルーツ入り「ピンクドラゴンソーダ」
沖縄の伊江島産のドラゴンフルーツと湧き水で作ったサイダー。伊江ソーダという名前も付いていて「感謝も告白も言えそうだ」から来ているらしいです。ダジャレです。
珍しい野菜のサイダー「津堅島にんじんサイダー」
沖縄の津堅島産の甘いニンジンを使った地サイダーです。クセが少なく、シークヮーサーを加えて爽やかな味わいに。着色料や保存料は使っていない、カラダにも優しいサイダーです。
南の島の自然が生んだ「小笠原レモンサイダー」
世界遺産小笠原の島レモンを贅沢に使用した果肉入りのレモンサイダーです。そのまま飲んでも、お酒と割ってもおいしい１本です。
ぜひ地サイダーで旅行気分を
伝統の味から変わり種、特産品を活かしたものまで、様々な地サイダーが他にもあります。なかなか旅行に行けない時は、お取り寄せで旅気分を味わってみてはいかがでしょうか。